結局、授業が児童・生徒と教師の間のみに成立するコラボだとすれば、習熟度別の少人数指導は、メリットが大きいといえるでしょう。ほぼ、同質の学力の少人数集団だと、教師の方も指導しやすいし、把握しやすいから。
 ですけど、授業は、児童・生徒どうしのコラボでもあると言えるのです。大事なのは、児童・生徒の学習集団の質なんです。学び合いが成立するためには、学力、性格、性別など様々な面で多様な児童・生徒がグループになった方がいいんです。さらに、普段からお互いを理解して知っていて、支え合ったりできるような密な関係にあることも重要な要素なんです。だからこそ、学級をとりはらって学力別のグループを作るということは、普段からよく知らない子と一緒になるという可能性もあって、それが、心理的負担になる可能性もあるんです。普段と違う集団に入って、質問や発表やそういう活動自体が滞る場合もあるんです。子どもは機械じゃないんだから、安心した集団の中でこそ、のびのびと活動できるんです。誰に教わるかということもも、もちろん重要になってきます。その子のことをよく知らない、担任以外の教師に教わることで、なかなか質問や発言ができない場合もあるんです。また、指導者の児童観や指導観、教育哲学なども、微妙に影響します。
 それに、場所という物理的な問題もあります。学校によっては、空き教室がないということもあって、場所の確保が問題になります。
 
 一学級の定員を減らすことが急務です。そして、学び合う協働学習を展開することです。ケアし合う人間関係作りと学習集団作りとを同時進行させることが、学びをあきらめない、学びに希望を持てる人を育て、最終的に学力を向上させるための道だと思います。

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