うちの市では、ALTを市内の小学校中学校、市立高校に、一校当たり年間20日前後80~90時間派遣しています。どういう経緯で、誰の考えでそう決まったのかは不明ですが、5,6年生の学級には、必ず8時間派遣するという方針になりました。うちの学校の場合は、派遣総時数の半分近くが5,6年生に当てられることになりました。
 一応担任の先生が中心となったティームティーチングで行うということなんですが、委員会がその辺のところをどう指導しているのかしていないのかはわかりませんが、間違い無く、ほとんどのALTは、自分が主となって教えるのだ、と思って来るようです。(中学校の場合は、ちょっと違うらしいのですが。)
 5,6年生の子どもというのは、意味がわからないまま授業が進んでいくのには耐えられません。ALTがほぼオールイングリッシュで授業を進めていく間、彼らは何とかして、ALTが話す英語や新しい単語、句、文などの意味を知ろうとします。そこをくみ取って、タイミング良く学級担任が日本語で説明できれば、あるいは、ALTに、「子ども達は意味を知りたがっている。」「説明の意味がわからないようだから、もう一度自分が日本語で説明するから、ちょっと待って。」「もう少し発音練習しないと、子ども達が自信を持てない。」とか、英語で言えれば、少しはマシだけど、大体の担任はそれすらもできない。
 子ども達はイライラするんです。その上、数回発音練習しただけで、いきなり個人指名して言わせたり質問して答えさせようとしたりするので、子ども達はだんだん意欲がなくなります。というより、ALTとの授業がイヤになるわけ。
 この間、6年生のあるクラスで、ALTが上記のような授業をしたもんだから、ある男の子がもうイヤでイヤで仕方がないわけ。当てられても答えない。その上、
「日本にいるんだから,日本語しゃべれよなっ。うちのお父さんもそう言ってるよ。」
ってつぶやいてたのを、オイラは聞いたね。
その授業の意義も、新出の単語や文の意味も、ALTが話す英語の内容も、何一つわからないまま何かさせられる。ただ、口移しに同じことを話すことを強制される。
これが、ALTの授業の現状です。これが、5,6年生児童の本音です。

 5,6年生の場合は、ALTの授業は、いろいろな意味で効果は無いでしょう。担任が授業をした方がずっと良い。けれど、英語ノートの内容をただなぞるだけでは、また、ただ楽しくゲームやアクティビティをするだけの授業では、そして、単なる英会話練習に終始する授業では、児童の学習意欲はやがて低下するでしょうね。
 だから、オイラの考えでは、1~4年生までの単発の英語活動をALTが担って、5,6年生は担任が中心でやるというように、棲み分けをすると良いと思う。本当は、今のようなシロウトALTならいらないって思うけど。
 
 必要な予算を措置せずに、内容と教授方法まで指定するとは、本末転倒の教育政策なのですから、こんなものに従う義務はありません。

 ってことで、この冬休みは、英語ノートのとらわれないカリキュラムを試作してみようと思っています。

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