アマゾンで一昨日届いた数冊のうち、『戦後史の正体』(孫崎享氏著)を一気に読み終える。

戦後の日本政治史を実にわかりやすく述べたもので、大変興味深かった。

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アメリカは、とにかく自国の利益のために、徹底的に他国を利用する。
アメリカの日本に対する認識と評価は、その時々の国際情勢に大きく左右される。
外務省の中枢で働いてきた孫崎氏だからこそ、根拠を上げて、説得力のある論を展開できる。

日本の政財界・マスコミは、そういうアメリカに追随する勢力と自主路線を堅持する勢力とがいつでもせめぎ合ってきた。過去の政治家の中には、日本の国益と国民生活を守ることを第一としてアメリカにもの申す気骨のある政治家がいた。表面上、頼り無いと感じたり、無能と評価された総理大臣の中には、日本の国益を守ることを第一として粘り強くアメリカに抵抗した人が少なからずいたということがしっかりわかった。一般的に言って、抵抗する総理大臣は短期政権に終わる傾向があり、長く政権を維持した総理はアメリカ追随であると言えるそうだ。

副島隆彦氏の『属国日本論』を読んだ時と同じような衝撃があった。

今の野田政権、財務省のパペットであり、骨の髄までアメリカ追随であり、もう、どうしようもないのかもしれない。消費税率を上げるのも、円高で甘んじているのも、TPPが国益にかなうなどと主張するのも、すべて、アメリカに貢ぐため。

主権国としての体裁だけは整ってはいるけれど、実際はなんの決定権も持っていない。哀れだ。

この先日本はどこへ行くのだろう?

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あと、とても驚いたことに、戦後の日米関係について、これまで思っていたあるいは教えられてきた以上に、昭和天皇が深く関与していたらしい。

それに、日本人のほとんどは、1945年8月15日をもって太平洋戦争が終わったと考えているが、世界の常識は違って、、↑9月2日戦艦ミズーリで降伏文書に重光葵が全権委任大使(だったか?)として署名した時に正式に日本が連合国軍に負けたのだと認識しているってこと。日本人が敗戦降伏という事実に向き合ってこなかったということだと氏は言っている。

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