朝日新聞「争論 大学入試にTOEFL」(5月1日)

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なぜTOEFL義務付けなどという発想が出てくるのか

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実用的な英語力を問う

大学入試にTOEFLを導入って、何をどう考えたらこういうことが思い浮かぶのかな?
TOEFLEは、アメリカの大学や大学院で学ぶに足りる英語力を測るためのテスト。
一定の点数をとらないと、留学しようにも入学自体が認められない。
科学から哲学までの広いテーマに対応できるような語彙が求められ、大学でのあらゆる学習活動に対応するための、読む・書く・聞く・話すの4技能をまんべんなく測るテストです。
そのテストを、日本の大学に入ろうとする日本人の学生に一律に課す。何の意味があるんだろう?
それで、何がどうなるんだろう。

残念ながら、成果が出るとは思えない。むしろ、危惧すべきことがある。

一つは、英語教育関係の業界への利益誘導
小学校英語も、結局はそういう結果を招いています。うちのような田舎でさえも、家計に余裕のある人は、小学生の子に、学校以外の何らかの英語学習をさせている。ECCジュニアとかくもんとか、個人経営の英会話塾とかが、結構流行っています。

もう一つは、日本の公教育の破壊
TOEFLは、学習指導要領とさえもあらゆる面でミスマッチ。
それさえもいじっておかしくするでしょう。
日本語と英語の言語的距離が大きいので、丁寧な基礎的指導が必要なのに、それを切り捨ててしまうでしょう。
学力格差がますます広がって、カネのある家庭の子だけが学校外での英語学習をもってTOEFLに対応できるという状況が生まれるでしょう。それを、日本人の英語教師に責任転嫁をして、外国人教師を雇う道を開く。
そういうことがどんどん進むと、母語である日本語で教育を受け学ぶ権利が踏みにじられる。
自己植民化。

企業のもうけのためなら、母語も国民も国の伝統や歴史もどうでもよいという輩が教育政策を論じるとは、愚かなことです。
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