日本人の思考や行動の特徴として、受け身的で、状況依存が強くて、あいまいで……っていうのがあるでしょ?

オイラ、考えたんだけど、日本列島というのは、その地理的な位置と地学的な特徴のために、人が住むようになって以来、地震や津波、火山の爆発、洪水、土砂崩れ、高潮、などなどの自然災害が絶えなかったと思うのね。自然災害のために、人が死んだり集落が破壊されたりということが、頻繁に起こったと。時には、その地を捨てて、どこかへ移住しなければならないということもあったと思う。実際に、縄文期には大きな気候変動、低温化だったかが起こって、東北地方の縄文集落の栗畑の収穫量が激減したということがあって、集落を捨てざるを得なかったらしいよ。

人知の及ばない自然災害があまりにも頻発した(今もしているよね)ことによって、人間は自然を超えることはできない、と感じたのではないでしょうか。西洋文明のように、自然を支配し利用し加工して人間の役に立つようにしようという発想が、そもそも、日本列島に住むひとには生じえなかった。あまりに自然が厳しいから。何かが起こったら、じっと耐えてそれが過ぎ去るのを待つ。自然を怒らせないように、自然を侵さないように、そして、人間が必要最低限のものを自然からいただいて身を慎んで生活する。こういう、控えめな態度が当たり前になったのではないでしょうか。

アニミズム的な宗教観も、結局、自然を司る神々を慰撫する。怒らせないようにする。そういう発想が原点であったのではないでしょうかね。

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